Grafanaの設定画面の Time options – Auto refresh で 1s を追加して保存しても反映されません。
ダッシュボードで選択できる更新間隔の最短時間はデフォルトで5秒となっていますが、それより短い間隔を設定することができません。
更新間隔を短くしたい場合はGrafanaの設定ファイルを変更する必要があるため、その手順を紹介します。
環境
- CentOS7
- Grafana 8.2.2
- Prometheus 2.31.1
- node exporter 1.2.2
Grafana設定ファイル
Grafanaの設定ファイルはLinuxだと以下になっていると思います。
/etc/grafana/grafana.ini
grafana.iniの290行目付近の min_refresh_interval が設定されていない場合のデフォルト値は5秒が最低値となっているため設定画面で 1s を追加しても反映されないのです。その為、コメントアウトを外して短めの値を設定してあげればOKです。
ここでは 100ms を設定します。
設定できる単位はコメントにある通りms(ミリ秒)、s(秒)、m(分)、h(時)、d(日)です。
#################################### Dashboards History ##################
[dashboards]
# Number dashboard versions to keep (per dashboard). Default: 20, Minimum: 1
;versions_to_keep = 20
# Minimum dashboard refresh interval. When set, this will restrict users to set the refresh interval of a dashboard lower than given interval. Per default this is 5 seconds.
# The interval string is a possibly signed sequence of decimal numbers, followed by a unit suffix (ms, s, m, h, d), e.g. 30s or 1m.
min_refresh_interval = 100ms
# Path to the default home dashboard. If this value is empty, then Grafana uses StaticRootPath + "dashboards/home.json"
;default_home_dashboard_path =
設定の反映にはGrafanaの再起動が必要です。
systemctl restart grafana-server.service
更新間隔の追加
Grafanaを再起動後に設定画面で更新間隔を追加します。
ダッシュボードに移動し、右上の歯車アイコンをクリック、 Time options の Auto refresh に任意の更新間隔を入力します。
追加後、Save dashboardで保存し、ダッシュボードに戻って更新間隔のプルダウンを見ると追加されているはずです。
もし保存しても反映されていなければF5等で一旦リフレッシュしてから再度設定しましょう。
以上です。
コメント